UROKO to YOROI
YOROI WALL

前回ウロコ壁を紹介したので
今回はヨロイ壁の施工を紹介
ヨロイ壁は雨や湿気の多い日本では
昔から定番の施工方法
伝統ある日本家屋では今でもよく見られるものであり
大野地区にはそのような家屋も多く残っているので
ちょっとそんな日本的な雰囲気を入れたいことも裏テーマとして持っていたんです
ぱっと見ではわかりにくいかもだけど
内装材では使うことのない焼杉板を使っていて
(灰が落ちてよごれるので)
そういった日本文化の要素も入れたいと思ったのです

焼杉を使うので
例えば白い洋服が触れても汚れる可能性があります
なのでまずはヤスリをかけ、表面の汚れを落とします
保護のためにニスを塗る
表面の質感を残すために、艶消しのニスにしました

一段目にかましを入れておくと
全体の仕上がりが均等になります

割れやすいので下穴は必須です
ウロコと同じように
どんどん重ねていきます
これより長いものだと一人ではきつそう




細い面
どんどん変わっていくのは楽しいです

上まで閉じて完成


見切りはウロコと同じものにして
統一感を出しました
PS
このヨロイ壁の中はトイレなのですが
以前、何かの動画か本で
「トイレは特別な空間にする」
と、いうのを聞いて
少しだけ区切ったようなデザインにしました
防音性能もい少しは上がったので性能としてもいいデザインになりました
