iceland  ー流れ着く氷塊ー

1車線の道を、左ハンドルで走る。
不慣れな土地、時速100kmを超える大型トラック。
対向車とすれ違うたびに、緊張が走るアイスランドのドライブ。

島を反時計回りに周遊すると、
左側には壮大な景色が広がり、
山々と滝が、常に視界に入り続ける。

初めての海外旅から、五年ほどが経っていた。

「改めて、すごいところまでやってきたもんだな。」

そう、心の中で自分を少しだけ褒めたくなった。

三日間で、およそ1500km。
モーテルを早朝に出発し、
(ほぼ一日中、日は沈まないのだが)
辿り着いたヴァトナヨークトル氷河。

湖に流れ着いた氷塊は、
日光を受けて宝石のように輝いていた。
こんなに綺麗な氷は、今まで見たことがなかった。

訪れることができた感動と興奮で、
写真を撮ることさえ、しばらく忘れていた。
それほど、大きな実体験だった。

帰国後、大好きな映画『LIFE』を観て、
その撮影地がアイスランドだったことを知る。

気づいていなかっただけで、
あの旅は、
最初から決まっていたのかもしれない。

偶然のようで、必然だった時間。
その記憶の断片を、一枚の写真として残した。


作品仕様

  • サイズ:A3プリント
  • 付属:エッセイカード(本文全文)
  • サイン・制作年・エディション番号入り

エディションについて

本作は、
年間10部のみ制作する写真シリーズのひとつです。

撮影された場所の光と時間、
その時、その場所でしか得られなかった体験の記憶を、
一枚ずつ、丁寧に形にしています。


価格
16,500円(税込)


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letter@ryuheiworks.com